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国語テスト整形ツール - 使い方ガイド
おすすめの使い方
作成者が想定している便利な使い方
- テキスト準備: WordやGoogleドキュメントなどで横書きの文章(国語テスト)を作成します。この時点でマークダウン記法を意識する必要はありません。
- AIで時間節約:Notebook LMのソースにデジタル教材全部突っこんで範囲指定して「問題作って。」がとても楽です。
- テキスト変換: GeminiやChatGPTなどの生成AIと以下の推奨プロンプトを使って、手書きやAI出力の横書き文章をこのツールに適したマークダウン形式に変換させます。
- テキスト入力: 画面中央のエリアにマークダウン形式に変換した文章を貼り付けます。前工程でGeminiからgoogleドキュメントに出力した場合は、"文章全選択→右クリック→マークダウンとしてコピー"で楽々コピペできます。
- 変換実行: 左パネルの「縦書き変換」ボタンを押します。
- プレビュー確認と調整: 画面右に縦書きレイアウトが表示されます。設定を調整して縦書き変換、を何度か繰り返して見た目を整えて下さい。
基本的な使い方は以上です。より高度な機能については、以下をご覧ください。
AI活用支援:推奨プロンプト
GeminiやChatGPTのような生成AIを使い、一般的な横書きの文章をこのツールに適した形式に変換させることができます。以下のプロンプトをコピーして利用してください。
# 命令
国語のテスト問題を、読みやすいように指定されたMarkdownベースの形式に変換して。
# 変換ルール
1. **見出し:** テキスト中の見出しになる部分は、Markdownの見出し(`#`)を付加して。重要度に応じて `#` の数を調整して。
2. **箇条書き:** 「ア」「イ」「ウ」や「(1)」「(2)」などで始まる選択肢や箇条書きは、行頭に記号を置いたまま、通常の段落として記述して。
3. **引用:** 会話文や地の文で、鉤括弧(「」)で囲まれていない引用箇所がある場合、行頭に `> ` を付けて。
4. **手動ルビ:** 文章中の漢字で、特に読みが難しい、あるいは複数の読み方が考えられる単語については、`|漢字《かんじ》` という形式でルビを追記して。一般的な単語にルビは不要。
5. **解答欄:** `( )` や `(___)` のような、解答を書き込むための括弧は、`解答(5)` のように、括弧内の文字数やアンダースコアの数に応じた解答欄形式に変換して。
6. **傍線:** 重要な語句など、傍線を引くべき箇所は `<u>` タグで囲って。
入力テキストの書式(Markdown記法)
このツールは、一般的なMarkdown記法と、教材作成に特化した独自の記法に対応しています。
見出し (#
)
行頭に #
を置くと見出しになります。#
の数が多いほど小さな見出しになります。(H1〜H6まで対応)
見出しは自動的に新しいブロックの先頭として扱われ、後続のブロックは見出しレベルに応じて自動でインデント(字下げ)されます。
# 第一問
## 次の文章を読み、後の問いに答えよ。
傍線 (<u>
タグ)
傍線を引きたい部分を <u>
と </u>
で囲みます。縦書きにすると、文字の右側に縦線が引かれます。
<u>この部分が重要です。</u>
太字 (**
)
強調したい部分をアスタリスク2つ(**
)で囲むと太字になります。
**ここを強調します。**
解答欄
解答(5)
のように書くと、5文字分の縦長の解答欄を生成します。数字で文字数を指定できます。
次の空欄を埋めよ。解答(10)
手動ルビ指定 (個別)
自動ルビ振りの結果を上書きしたい場合、|漢字《かんじ》
という形式で入力します。
私の名前は|東海林《しょうじ》です。
箇条書き(選択肢)
行頭に「ア」「(1)」などの記号とスペースを置くと、自動的に「ぶら下がりインデント」が適用されます。
ア. これは選択肢の一つです。
(2) これも選択肢です。
引用 (>
)
行頭に >
を置くと引用ブロックになります。
> これは引用された文章です。
画面操作と詳細設定ガイド
ガター(行番号)の操作
テキスト入力欄の左側にある行番号をクリックすることで、強制的にレイアウトを制御できます。
- クリック1回 (青): その行でブロックを強制的に分割します。
- クリック2回 (赤): その行で強制的に改ページします。
- クリック3回: 元に戻ります。
設定パネルの項目
- 用紙横向き: プレビューの用紙をA4横向きにします。
- 上下2分割: 用紙を上下に分割し、2段組のレイアウトにします。
- ルビを振る: 自動ルビ振り機能のON/OFFを切り替えます。
- ルビを振らない単語: ここにコンマ区切りで入力した単語は、自動ルビ振りの対象外となります。
- 一括ルビ修正: 「漢字,よみ」の形式で1行1語入力すると、その単語のルビを強制的に上書きできます。
- 記号の自動変換と整形:
- エスケープ文字除去: `\<` のような記述を `<` に変換します。
- 空白行を削除: テキスト内の空の行をすべて削除します。(「空白行でブロックを分割」がオフの場合に有効)
- 空白行でブロックを分割: テキスト内の空行をブロックの区切りとして扱います。
- 半角の `()` や `:` は、自動で全角の `()` や `:` に変換されます。
- レイアウト調整:
- テキスト中央揃え(左右): 縦書きブロック内のテキストを、ブロックの左右中央に配置します。
- パディング: 各ブロックの内部の余白(上下・左右)をピクセル単位で調整します。
- フォント: 本文および各見出し(H1〜H6)のフォントサイズをポイント単位で調整します。
- インデント: 見出しの後のブロックに適用される自動インデントの幅を`em`単位で調整します。
- ぶら下がりインデント: 箇条書きの2行目以降のインデント幅を`em`単位で調整します。
- 解答欄/長さ・幅倍率: 解答欄のサイズを、文字サイズを基準にした倍率で調整します。
- 印刷余白: 印刷時の用紙の余白(上・下・左・右)をミリメートル単位で設定します。
ファイルの保存と読込
左パネル下部の「保存」「読込」ボタンで、現在の作業状態(テキストと全設定)を`.tcproj`ファイルとして保存・復元できます。
トラブルシューティング
ブロックがプレビューに表示されない場合
「ページの幅が足りないため表示できませんでした」という警告が表示されることがあります。これは、一つのブロックが長すぎて1ページの縦幅に収まらなかった場合に発生します。長い文章の途中で、入力欄左の行番号をクリック(青色に変化)して、強制的にブロックを分割してください。
プレビュー画面の直接操作(最終調整)
プレビュー画面に表示されたテキストブロックは、マウスで直接ドラッグして移動したり、四隅をドラッグしてサイズを変更したりできます。これにより、レイアウトの最終的な微調整が可能です。
注意:この方法で行った変更は、再度「縦書き変換」ボタンを押すとリセットされます。全てのテキスト編集と設定が完了した後の、最終的な仕上げとして利用することを推奨します。